伝えたかったのは、貴女を想う気持ち

ねぇ、バンビ。といつもようにそのふざけた名前で俺を呼んで / 「先生で黒板が見えません」後輩の密かなお話

赤は嫌いだけど、赤の似合う女になりたいのよ

窓の氷が溶ける頃には帰るからさ。

私達はロマンチストでもなければ、おとぎ話を夢見る少年少女でもない。

人 は なぜ空を飛べない、道化師は問う。

泳ぎ上手な金魚は、あの日溺れて死んだ

ほら、貴女が空涙を流した時、　　　　僕は全て受け止められるでしょう？

さよなら。さよなら、愛するひと。

｢ねぇ｣｢…次はなんだよ｣｢蜜柑食べたい｣｢あー…俺も｣

｢ …先生、邪魔です。右にズレてもらえますか？ ｣　｢ んー…柚は相変わらず冷たいね ｣　先生と私の曖昧で少し切ない話。

｢おにぃちゃんのまにきゅあ、さびしいいろしてる｣　俺と少女と少し不思議な、でも愛のあるお話。

これで、最後。　　　　　　　　　　　　だから 聞いてほしい。

｢空が青いのはね、｣　　　　　　　　　　｢たくさんの涙を抱えてるから｣

好きなんて、言えなかった

｢狂ってるわ、貴方｣　　　　　　　　　　｢それァ、こっちのセリフだ｣

先生は数学教師。

伝えられたとしても　　　　　　　　　　貴方は真面目で優しいから

｢先生、知ってますか？｣　　　　　　　　それは小さな小さな恋の始まり　　　　　※ 10/25修正

気が付けば貴方が居ない

ちょっと抜けてる吉川くんと初々しい恋