私たちにはルールがあった。 ずっとずっと、小さい頃からある二人のルール。 ごめんね、千那。 そんなつもりじゃなかったの。 裏切ってごめん―――。
空を見上げる君は、いつもどこか寂しげだった。ねぇ、そんな顔しないで。あたしの前では笑顔でいてよ‥。