「君って、半人魚だよね?」そう言ってニッコリと笑った彼の正体は、吸血鬼だった―。主人公・蘭の前に突如現れた匡の登場を皮切りに、次々と接触を計る様々な妖怪の一族の長。彼等の思惑、その恋の行く末とは…?
心を閉ざした少女、心を開いた少年、少女を助けたい双子、少女を利用しようとする人、さまざまな感情が交錯する哀しい物語。ー泣かないで。また逢えるから。