なにをしても死なない私は化け物と呼ばれ数々の人間に疎まれ生きてきた。そんな幾千の時を生きた私の目の前に大切な小さな命の灯が見えた
私は孤独に泣いている。誰も傍に居なくてひたすら憎まれ続けることが悲しくて。少し残酷なシーンもあるので苦手な人は気を付けてください
ある日致命傷を負ったヴァンは空に浮かぶ赤い月の日に一人の少女に出会う。
『わたし』は人間だった、けど成長した『私』は化物になっていき大切な人を傷つけた。化物になった『我』は願う、いつか人間に戻れるその時を……。
ただ独りの化物は自分の醜さを嫌ってただ終わる時を待っていた。