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主人公が2人でそれぞれの視点から書かれてるからというのもあるけど、2人の文章の雰囲気が似ていて2人で書いているというのに違和感なく読めました。それぞれの視点からという小説はよくあって、お互いが状況や感情を説明することによって読者に違和感をもたせないようにするのはどこか言い訳のように感じて苦手だったんですが、この小説ではかえってそれが良く作用してるように感じました。北見の話も主人公たちと同じタイミングで知って衝撃を共感できたので良かった。似ているわけでもないのに『24人のビリーミリガン』を思い出しました。

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