■レビュー通報

私は昔からその奇抜なスタイルを恥ずかしげもなく、何の迷いもなく、自信に満ち満ちた顔で堂々と惜しみなく出している『を』が一番好きでした。二画目のまるで日光のいろは坂を彷彿とさせるような急カーブ。三画目の、あえて二画目との組み合わせを謀ることで、上の部分を懇切丁寧に支えるという役割を担っているなんとも言えない強さ。他のひらがなとの組み合わせもばっちり。そう和食でいう白米的存在。それは最早神にすら匹敵する。そう思っていた。あなたのエッセイを読むまでは。

※このレビューを違反として通報できます。
▽通報理由(必須)


戻る