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前作『しかし、得てして、例外なく世界はそういうものだと思うのです。』で「私」として世界を諦観していたサチさんの人生観が今作で著しく変化したように思いました。彼女にとって衝撃的な出来事が起こったとはいえ、いきなり平凡な女の子に傾いてしまったのは些か残念です。文章表現に関しては、安定した口語体の文章です。が。比喩表現がやや陳腐に感じました。お疲れ様でした。

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