いつも通り普通に家を出たはずだった―…。その時身体に走った痛み。倒れたあたしを抱きかかえた人は、アールグレイの香りの中に微かな苺の香りを持つ不思議な香りのする人―…。
『黒蝶』と呼ばれる二人の女。その二人を止めるべく、動き出した『蒼龍』交わっては行けなかった2つの道。この先何が起こるかは誰にも、わからない。