僕は、生きる意味を求め、死ぬ理由を探し乍生きていた(生と死―――どちらの為に生きれば良いのだろう)
生・死・心…。「僕」は、視る事も触れる事も出来ないモノに出逢う。「僕」は、それを時に背負い、時に支えられ、時に一体と成り乍、確かにそれを掴まんとしていた。「僕」は、己の中に在るモノが、酷く恋しく、酷く恐ろしかったんだ。