ファンタジー完結】《短編》

だからわたしは、彼を殺した

でないと、泡になって消えてしまうよ。毎夜毎夜、夢の中で魔女が囁く。“わたし”は魔女から短剣を受け取ると、歪んだ笑みを浮かべ、嬉々として王子様の元へと急ぐ。殺さなければ、愛しい人。わたしだけの、王子様――。夢の中の“わたし”は無邪気で残酷で、けれど夢の中の“わたし”は私じゃない。ただの夢だと思ってた。夢の中の“王子様”にそっくりな彼に会うまでは…。 《『人魚姫』アレンジ作品》 ※※アンケート追加※※

著者 雨宮紫 -Yukari Amamiya-(4)
PAGE 6ページ
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更新 10-05-09 19:07
総合9703位
ジャンル715位
[童話] [恋愛] [狂愛]

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